『敗戦後論』について。批判している人も言いたいことはわかるが、僕はどうにも加藤典洋を非難する気は起きない。
真面目に日本の戦争責任について考えた時に、日本人という主体をでっち上げることは避けられない。それをでっち上げだと、ナショナリズムだと言う人は、そもそも日本の戦争責任などという話題に踏み込む前に立ち止まって考えて欲しいと思う。
我々は日本人としての主体を引き受け、ただただこうべを垂れるしかないと僕などは思うのだけども、一方で『敗戦後論』に慰められた自分がいるのは事実だ。加藤典洋の言葉に耳あたりのよさがあるのもまた本当だとも思うけれども、それに助けられたのは確かなのだ。
加藤典洋への非難を聞いていると自分が責められているようで辛くなる。もうやめてくれ。彼ら彼女らにはこう言いたい。
あなたは本当にちゃんと戦争責任を背負えてますか。まっとうに生きてるんですか。そんなに潔癖なんですか。逃げてないんですか。
逆ギレだ。僕は弱い。