韓国の顛末を見ていて思ったことは、そもそも日本の人たちは議会制民主主義を望んでいないんじゃないかということだ。
ちょっと大雑把すぎるし、ただの僕の所感にすぎず、特に根拠のあることではないのだが、正直言って日本で同じことが起きてもこれは大変なことだと拒否反応を示す人は少ないのではないだろうか。正直言って仮に僕も、前衛党によるプロレタリア独裁政権が実現したとして、諸手を上げて賛成しないまでも、抗議活動を頑張ろうとは思わないだろう。維新みたいな輩がやった時には国会行っちゃうかもだけど。
みんな気に食わない輩は痛い目にあえばいいと思っている。本音を言えば僕だってそうだ。あくまで、独裁よりも議会制民主主義がベターだから支持しているだけにすぎない。今の日本で独裁政権が実現したらそれは多数派のための多数派の政権になるだろう。ますます生きづらくなるのは目に見えている。
今のような市民活動に冷淡な社会にはまったくもって反対だが(市民活動だからといって何でも許されるわけじゃなくて、別のだれかを過度に抑圧するようなものには反対だが)、できることは少ない。
せいぜい、自分と似た人たちの拠り所・居場所を作りつつ、地道に「お前らも抑圧されているんだぞ」と多数派を気取っている連中に少数派意識を植え付けていくことくらいだろう。
いや、別にあんまり頑張れてはないですが……。