20240814

先日は『ぼっち・ざ・ろっく』のTシャツを着ている人を見て気分が悪くなったのだが、どうやら『ぼっち・ざ・ろっく』のせいではないらしいことがわかった。

 

というのも『魔法少女まどか☆マギカ』のTシャツを見てまた同じように気分が悪くなったのだ。僕、結構まどマギ好きなんだけどな。たぶんもっとも僕のトラウマを刺激するのは、主流派の(現代のスラングだと「シャバい」とでもいうのだろうか)オタクだ。主流派のオタクは一番怖い。マイノリティぶって実は多数派で、そのくせ人に気を遣おうという気持ちはないから好き放題に人を傷つける。オタクって言葉にマイノリティ性を仮託してる人もまだ残ってるけど、今の時代にそれは少数派をいたぶる多数派側の自称だ。昔の用法で使うなら鍵かっこをつけないと伝わらない言葉になってしまった。

 

ポリコレは嫌われているようで、確実に多数派の意識を変えていて、今や多数派が少数派であるという自認をもつ世の中になったのだと思う。淫夢厨が「ホモ」を自称するのもその延長線上にあるよね。多数派のくせに少数派の貴重な場所に踏み込んでくるなよ。昔は僕もそちら側だったけど、今となっては彼らは一番憎むべき敵だ。情けないことに自分から出ていったんじゃなくて排除されたのだけど。いやむしろ排除されたからこそ彼らが憎くて憎くてたまらない。

 

街中で乳繰り合ってる連中は別の世界の住人だからいい。めちゃめちゃ羨ましいけど、憎くは思わない。今少数派を攻撃して肩身の狭い思いをさせているのは自称少数派の連中だと確信している。地球から根絶やしにしたい。