20230719

疲れた

ずっと同じことを言ってるような気がするが、最近はすっかり疲れてしまった。ここ一年半くらいの疲労が出てきてるような感じがする。試験期間を耐えられるか不安だ。就職が決まったこともプレッシャーに拍車をかけている気がする。

志村貴子敷居の住人』再読

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志村貴子敷居の住人』を四年ぶりに再読した。最初に読んだときはそんなに心に刺さらなかったのだが、今回はすっかりやられてしまった。志村貴子、すげ〜〜〜。

 

この四年でいろいろなことがあった。人のことを好きになって振られたり、いろんな人と友達になったり、いろんな揉め事に巻き込まれたり、人間関係の経験をたっぷり詰んできたと思う。おかげで友人も悩みも増えた。四年前と比べて頭の中の人間関係のことが占める領域は格段に拡大したはずだ。

 

敷居の住人』が繊細に描いているのは、人の人に対する感情だ。人の感情っていうと恋心だったり、嫉妬だったり、蔑みだったり、言葉を使えばどうとでも表現できるけど、志村貴子は言葉を尽くしても表現できない微妙な心の動きを捕まえることができている。登場人物たちは、人から自分に浴びせられた感情に動揺し、人へ自分が向ける感情に戸惑い、人の心が自分の思い通りにいかないことに悩む。そうして人を変え立場を変えずっとそんなことを繰り返して終わらない人生をやり過ごすのだ。

 

人の心が思い通りにならないなんて当たり前のことだ。それなのに彼ら彼女らはそのことに動揺して深く傷ついてみせたり、強がって見せたり、人に頼ったりを繰り返す。そうやって築いた関係がまた新たな感情を生み出していく。人はたえず変わっていくものなのだ。

 

僕はここ数日鬱になっていたが、こういう人の傷つきを繊細に描写した作品に触れると気分が少し上向く。自分の今の名状しがたいしんどさもそのうち大丈夫になると思えるからだ。これまでもこのパターンで乗り越えたことは数え切れないほどあった。

 

ブログで何か引用するのってめんどいよね

 

上の『敷居の住人』のレビューに本当にちょっとしか知らないのにゴフマンを引用しようとしたら横にいた社会学の博士課程の友達に何も参照しないで危ない橋を渡るなと言われやめることにした。みんな引用するときは本なりを参照してるんだろうなあ。忙しいのでそんな暇はなかった。忙しいと言ってもレポートも試験もやる気が全然出ないし今日も図書館行ったのに全く進捗生めなかったんだけど。