理想の少女像
これまで自分がこだわってきたキャラクターについて考えてきたが、共通のイメージが見いだせることに気づいた。
それが僕の理想の少女像なのだろうか。
その少女はひとりもの寂しげに広い原の上に佇む。
そして物寂しさをたたえる彼女は同時に彼女は気高くもある。
普段は無邪気な彼女は、そこでどこか遠くの何かを見つめているような表情をするのだ。その視線の先に何が見えているのか。彼女の中の何がその表情をさせるのか。深くまで知りたい、そう思うのである。
等身大の人間らしいさみしさを抱えながらも同時に神聖な何かをまとった彼女たちに僕は自分を重ねると同時に、他者として、あるいは神様として、強く惹かれ、憧れてきたのだった。