友人とたわむれにガルクラとやらを見ていたが、途中から気分が悪くなってきた。
これまでの人生の中で一度たりとも何かを頑張ったことがないからだ。
そんな自分が嫌いで嫌いで、だからガルクラみたいなアニメも嫌いで嫌いで仕方がない。
頑張れないし、どうせ頑張ったところで何もできない。
大学受かってるじゃないかという人もあるかもしれない。
でも僕はあれを努力だとは全く思わない。
あの頃の僕には何もなかったし、何もわかっていなかった。
だから受験勉強もそこまで苦ではなかったし、何より受験勉強をするという以外の選択肢がなかった。
きっと他の人には好きなものに打ち込む時間や大事な人との時間なんていう選択肢があった。大事なものを捨てて受験勉強を頑張らなければいけなかったはずだ。
僕にはそんな選択肢が全く欠けていた。
それは自分が空っぽだったからだし、今その自分の空っぽさに苦しめられているのだから、結局昔から僕は何も変わっていないのだと思う。
何か大事なものを捨てて目標に打ち込むということが努力なのだと思う。そういうことが僕は一度たりともできなかった。かつては大事なものがなかったし、人との時間や趣味に打ち込む時間を大事にしている今はそれらを捨てられない。
いや、もし本当に人との時間を大事にできたら、もっと人に優くて気を配れる人間になれただろうし、趣味に打ち込むことができたら、ひとかどの人物になれただろう。
何もなせていない。
結局今だって大事なものなんて何一つない。何よりそんな自分が許せないのだ。