エロ漫画を大量購入した
昨夜、寝不足のせいか鬱が悪化した。それでエロ漫画をさらに約15冊買い増し。結局この日は、50冊以上エロ漫画を買ってしまう……。
こういう時にエロ漫画って心に効くんだよなあ。夏蜜柑か田中ユタカの漫画を常に読んでいないと心が耐えられない。最近、読切の漫画をよく読むようになったけど、短編漫画に好みが移りつつあるのかも。
最近の読切について
最近バズってる読切をいろいろ読んでいても時代の変化を感じる。スペリオール関連のやつ。
これとか。
これ。
後者は志村貴子の言及が興味深かった。
先日スペリオール?で大賞を獲られた方の漫画を読んで自分が19歳の時なら感じえなかったであろう閉塞感を今の若い人に感じた。そういうことも把握していかねばならない。そういう意味で現代を切り取ったリアルな作品なのだろうな…
— 志村貴子@雑談 (@takakoshimura2) 2023年7月24日
最近『敷居の住人』を再読したけど(↓)、
それこそ志村貴子の作品を読んで、これが今の若者の感覚か!と思った人、当時はいっぱいいただろうな……。
志村貴子の漫画って人に対する自分の気持ちのコントロールできなさに悩むって感じだけど、それってある意味では自分の生存に気を使わなくても生きていけるってことでもある(志村貴子がさっきのツイートの直前にRTしていたツイート↓)。
昨日、岡崎京子のことをアレコレ呟いてたら、若いフォロワーが「あれはお金のあった頃の若い人の話だと思う」とツイートしてるのを見てしまい、目からウロコ。岡崎京子が描く「ありがちなわたしたちの」閉塞感って普遍的なものだと思ってたけど、今の若い人が感じてる閉塞感とは似て非なる物なのだ。
— ハリジャンぴらの (@harizyan_pirano) 2023年7月24日
みんなこの現実を生き延びることだけに必死で、自分の内面のことを気にしなくなってる。その原因には自己啓発の社会の浸透やネットによる情報過多なんかもあるんだろうけど、一番は労働のキツさが増していることだろう。
工場は海外に移転したり、自動化が進んだりで、非熟練労働者の仕事が減り続けている上に、簡単な仕事は機械やAI、途上国の労働者がやるから、難しくてキツい仕事が残されている。いわゆる感情労働なんかはまさに代表例だ。それで薄給で働かされるのだからたまったものじゃない。スペリオール第二回次世代新人マンガ大賞の『包丁を買う』は、まさにそうした現実を描いている。情報化が進んだ社会では弱者は詐欺師に簡単に補足されて食い物にされる。生きていくことがあまりにも難しくて、他のことは何も考えられないのだ。
ところでこの漫画、印象的なシーンとして、主人公のおっさんが追い詰められてJOKERと化すかと思われた瞬間、育ちが良さそうなツーブロックマッシュの高校生に優しい言葉をかけて思いとどまるというシーンがある。主人公は衝動的な通り魔で刑務所に打ち込まれずに済んだわけだが、皮肉にもこの描写は親切や優しさといった領域すらもアッパーミドルクラスに奪われていることを示している。昔は拝金主義に毒されていない貧乏人のほうが人に優しいんだという言説が多少のリアリティを持ちえたわけだが、「感情化」が進む社会では、「育ちがいい人ほど優しい」という方がリアリティがあるのではないだろうか。"人間力"、"コミュニケーション能力"の重要さがますます高まる社会になってきている。いわゆる「ハイパーメリトクラシー化」というやつだ。
そんなハイパーメリトクラシー化が進む社会についていけなくなった層がミドルクラス以上にも存在する。「○○障害」と呼ばれている人たちである(発達障害、双極性障害、適応障害etc...)。令和五年版障害者白書の「精神疾患を有する外来患者数の推移」(
https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/r05hakusho/zenbun/pdf/ref.pdf
)を見ても、「精神疾患」に悩む人がとりあえず増えているらしいことは言えそう。
ミドルクラスはミドルクラスでしんどさがある。そのへんをうまく描いているのが『わたしひとりの部屋』。主人公のゲーマーの女性は、大学はうまく卒業できたのにもかかわらず就職活動に失敗し、バイトでも職場の人とのコミュニケーションがうまく取れなくて「やる気のなさ」を責められる。生きる場所を見いだせないまま、未来に何も展望がないまま、物語は終わる。
個人的には志村貴子的な身の回りの人間関係ばかりに悩む感覚の方がよくわかると思う(だからゼロ年代研究会をやっているわけだ)一方で、より現実的な閉塞感、将来の展望がみえないことの恐ろしさも僕はよくわかる。僕は心の底から何も頑張りたくないのに、常に何かを頑張らないと生きていけないらしい。その途方もなさに絶望する。
中日ドラゴンズ
初回の4失点で早くも決着。あまりにも弱すぎる。この時点で結果がわかってしまうようなチーム状況だ。
最終回の代打溝脇は溝脇の最終テストだろうな。与田政権のときに武田健吾で見た。明日溝脇出てきたらその時初めて驚くことにする。
二軍で石垣が二試合連続ホームランを打ってるのでショート龍空・セカンド石垣の二遊間を見たいところだ。村松はそろそろ二軍に送った方がよかろう。樋口支配下は楽しみ。溝脇よりショート守備うまいんじゃないか?今日エラーしてたみたいだし経験とか不安な部分はあるけど、守備固め兼代走で一軍に置いても面白いと思う。ていうか二軍投手陣ヤバすぎるだろ……。橋本もいい加減せめて一軍レベルにはなってもらわないと困る。